職質アンチパターン

無責任な事を書きたい

DEATH STRANDING 2をプレイし終わった

大作だった。ゲームの序盤こそデスストのポイントであるところの配達依頼をモリモリやったり建築をしたりという感じであったが、そのペースでやるとゲームがいつまで経っても終わらなそうだったので(事実それで前作デスストは頓挫しかけた)終盤はほとんどサブの依頼等を無視してストーリーを進めていったにも関わらず要した時間は50時間。日々の隙間時間をなんとか工面してプレイしていたという感じだった。

ストーリーについては何を言ってもネタバレになりそうな作品だが、前作と続きデスストの話の中央にいるのは「家族へと至るサーガ」であったように思う。そしてある目的をサポートする人たちによって共同体を構築することで家族に近しい存在として支え合っていくのだ、という話でもあるように感じた。
それが根底にあるおかげで、主人公側の人物たちがほぼ例外なく善性によって形成されているというのも良かった。味方が裏切るみたいなストーリーよりも味方との絆が強固で敵が圧倒的な悪、というシナリオの方が話の強度が高いと思っていて、ここは前作から通じて良かった。

ゲームシステムとしては前作のスロースタートな感じ、つまり或るタイミングが来るまではBTに対してはなす術がなく、また移動方法も徒歩しかないので全体的にテンポがゆっくりという部分が改められており、最初からBTとも不自由なく戦えるし高速かつ大容量で移動ができる車両も準備されているという体験になっていた。これについては「BTは絶対的な存在であり、まともに対峙すると勝てない」という絶望感であったり、「荷物をたくさん運びたいけど、持ちすぎると歩みが遅くなるし、バランスを崩して倒れるとせっかくの荷物が壊れる」というジレンマを味わうであったり、という前作が持っていたゲームの独特な風味のようなものが失われた感じはあるものの、とはいえ快適なゲーム体験ではあったのでここはかなり良かったと思う *1

長く重厚なゲームではあったもののプレイにおけるストレスはほぼ無かったのは本当にすごい。何より、やはりシナリオが良かった。今年プレイしたゲームの中では間違いなくNo. 1だと思っている。

1/1スケールのバトルギターレプリカが出たら買います。

*1:前作のスローなテンポはやはり離脱する人が一定いたのだろうか