職質アンチパターン

無責任な事を書きたい

LENTIONのUSB-Cの多目的ドック買った

これ.
いままでは謎の安いやつ (Type-C to HDMI 変換アダプター HDMI/USB3.0/Type-Cハブ変換3-in-1 解像度4Kサポート MacBookなど対応) を使っていて,これはディスプレイの相性によっては映像が映らなかったり,そもそも運が悪いと今まで映像出力できていたディスプレイですらもうまく動かなくなったりとかなりストレスフルで,それでもなんとか生活していたのだけれど,やはりEthernetのポートは必要だよねとか,SDカード焼きたいよねとか (私は仕事の都合上Raspberry PiのSDカードを人並み以上に焼きます),そういうのがあって今回良いやつを買ったという次第.

使ってみた感想としては

  • 外装が結構高級な感じで良い
    • 外箱も割と高級感があって好感が持てる
  • ディスプレイによるHDMIの相性問題は今のところ起きておらず,安定して使える
    • というか全機能ちゃんと問題なく使える
  • ドック自体発熱はするものの「熱ッ!」となるレベルで発熱はしないので安心

という感じでかなりできが良くて満足.一点個人的に微妙だったのはドックから伸びるUSB-Cケーブルの長さで,自由な配置のために取り回すにはあまりに短く,それであればケーブルを廃してUSB-Cコネクタと直結する形式でも良かったんでは,とは思ったッス.
とは言え安いドック買って微妙な気分になるよりは,そこそこ良いドックを買っておいたほうがトータルの体験は良いと感じた.

しかしMacBook Proのコネクタインターフェースが全部USB-Cになった結果,こういうドックを常に持ち運ばないと不便というのはなかなか渋い……

それはそうとLENTION,名前が良くていいですね.田舎の平和な村に住んでいそうな名前です.

第二級陸上特殊無線技士になった

特に業務で必要とかではなく,個人の趣味というモチベーションで取得したものの,アマチュア無線技士とは異なって商用利用できる (アマチュア無線は「アマチュア、すなわち、金銭上の利益のためでなく、専ら個人的に無線技術に興味をもち、正当に許可された者が行う自己訓練、通信及び技術研究のための無線通信業務」とあるように,商用利用ができない) 資格なので,職能の幅が広がったとは言える.例えば,陸上移動局・携帯局の免許を取得すれば5.7GHz帯のドローンの操作なども行えるようになった.そういう仕事があるかどうかはわからない.

試験内容に関しては本当に簡単で,中学理科で学ぶような電気電子工学 (オームの法則とか) を理解していれば計算問題はまず問題がない.他は増幅率の計算問題なんかがあるんだけど,これは普通の算数なので通常の知識で解ける.あとは工学・法規ともに知識を問われる問題しか出ないので,本を読んで覚えると良い.僕は以下の本で勉強した.

第二級陸上特殊無線技士試験問題集 (合格精選240題)

第二級陸上特殊無線技士試験問題集 (合格精選240題)

正味,試験対策の勉強をしていた期間は1週間くらいで,それでも合格できた (事前にアマチュア無線の勉強をしていたというのはありそう).合格率も7割越えなので比較的易しい資格と言えそう.

合格発表は試験の約2週間後に行われて,合格していればそこから免許証申請という流れになる.免許証は申請からおよそ1か月程度で手元に届くとのことで,僕はまだ免許証を手にしていない.自動車の普通免許以外の国家資格をはじめて取得したのですこし楽しみにしている.

Snapnatorが壊れた

moznion.hatenablog.com

ここで書いたやつ.
あっけなく壊れてしまった.わずか2ヶ月にも満たない儚い命だった.おれは強い悲しみに襲われた.おれは泣いていた.おれの30USDはゴミになった.
たしかに出来が良いデバイスではなかった.接触不良は当たり前,少しでもコネクタに負荷がかかると充電はされなくなる.何より装着するとラップトップが出っ張る……しかしおれはそれでも良かった.おれはMagSafeを,MagSafe的なものを渇望していた.渇きの前ではそんなデメリットなんぞ,カスだ.むしろ,おれはそういう不具合を個性の一つだとして受け入れていた.出来が悪い子ほど可愛いというではないか.
しかしあっさりと壊れた.コネクタ越しではまったく充電が出来なくなってしまった.これではもはや用を成さない.充電機器は充電できるから充電機器なんだ.充電出来なくなったら……ゴミだ.Alt MagSafeであろうとするその理念はすばらしく,偽物が本物であろうとするそのアティチュード <姿勢> は大変尊いものであったが,しかしだめだった.少なくともこのSnapnatorは.うおお〜なんなんだよおお〜う.

MagSafe!!!!! 頼む帰ってきてくれ!!!!!!!

MQTT subscriberをスケールアウトする方法について

状況としては

  • MQTTを使っている
  • 複数のsubscriberがいて,それぞれに負荷分散したい
  • MQTTの仕様的に,あるtopicをsubscribeしているsubscriberのどれか1つにだけ送る,というような仕様は存在しない
    • IBM MessageSightやHiveMQなどは"shared subscription"という名前でそのような仕組みを提供している
    • これはMQTTの仕様の「拡張」として取り扱われている
  • 本筋でいくと,subscriberが複数いる場合に各subscriberに負荷分散したい場合は,各subscriberがsubscribeするtopicを分割すれば良い
  • しかし色々な事情でtopicは実質1つしかない
  • MQTTのsubscribe topicの指定に利用できるワイルドカードは素朴なものしかなく,正規表現のようなリッチなマッチャは存在しない

という時にどうやってsubscriberをスケールアウトさせるのかという話.brokerを増やすしか無いんだろうか……

ピン札が欲しいんだけど銀行が閉まっててやばいって時

結婚式が行われる日の多くは休日なので,その当日にピン札が欲しくなっても多くの銀行はあいておらず,ピン札の調達に難儀することがある.そもそも平日のうちに銀行に行っておけという話ではあるが色々事情があるんすよ……銀行が苦手とか.
んで,インターネットに転がっているライフハック的な記事を読むと「ホテルでピン札に換えてくれる場合がある」とあるんだけど,そういうサービスに対応してる富豪のホテルに宿泊することはあまりないし (清貧),あるいはこの「ホテル」は「式場」のことを表しているのかもしれないけれども,いざ式場現地に行って換えてもらえなかった場合はきまりが悪い.
で,先日進退極まったので外貨両替所に駆け込んでみたところ,ユーロと引き換えに日本円のピン札を融通してもらうことに成功した.あるところにはあるものだなあ,と感動したもののどこの外貨両替所でもピン札を用意しているのかどうかはわからないので,たまたま運が良かっただけかもしれない.あと日本円 to 日本円をやってくれるのかどうかもわからない.多分無理だろう.しかし本当に困ったら外貨両替所で両替をしてピン札を手に入れられる可能性があるということがわかって勉強になった.

結論としてはふつうに平日に銀行へ行った方が良いという感想です.もういい大人でしょ!!!

上高地・蝶ヶ岳に行ってきた

10月最終の土日で上高地蝶ヶ岳へ行ってきた.目的は紅葉を見に行くことだったのだが,見頃を迎えているはずの大正池上高地周辺にかけても彩りは微妙だった.現地のガイドの人が第3週から4週にかけての台風の影響で今年の紅葉は状態が良くないのだと教えてくれた.開幕からトホホだヨ……

このツイートはジョークで,もちろんこの時期の蝶ヶ岳に紅葉があるわけがない.蝶ヶ岳は標高2,677mの山でありこの時期になると2,000mを越えたあたりから雪がちらほら見え,所によっては登山道に雪が積もっていたりするので用心して登らなければならない.加えてこの日は雨がちらついており,ちらついているくらいだったらまだ良かったものの途中から本降りとなり,登山道の雪が濡れて滑りやすくなりなかなかスリリングだった.本来であればチェーンスパイクや軽アイゼンの用意が望ましいだろう.
今回は徳沢登山口から登ったので,つまり長堀山を経由して蝶ヶ岳を目指すことになるのだけれど,徳沢から長堀山までというのが急坂に次ぐ急坂の連打かつ樹林帯を行くので展望が全くきかないためなかなかつらい.言葉を選ばずに言うと単調かつきついだけなので本当につまらない.それに加えての雨のため足元は滑りやすく危険だし,悪天候で気分が滅入ると集中力も途切れがちになるので輪をかけてリスクが高まる.正直言って完全につらかった.そして蝶ヶ岳に登りきったものの雨のせいで展望は一切なく,雨も相当降っているので写真を撮る気力すらもなく,そのまま即折り返してしまった.
しかし蝶ヶ岳は日帰りで折り返すような山ではないと思う.上に書いたように急坂の連打なので足へのダメージの蓄積がすごい.下山途中,積雪エリアを抜けたあたりから膝,ももの痛みが強くなり下山が本当に苦痛だった.頂上の蝶ヶ岳ヒュッテに泊まる,あるいは天気が良く暖かい時期だったらテント泊をしてゆっくり楽しんだ方が良いように感じた.豪雨で楽しむもへったくれもあるか!!!! 次は晴れた日に来たい.

ところで今回持っていって良かったものはfinetrackのミッドシェルとMilletのTyphon 50000 Warmで,これが無かったら雨の中長時間 (今回は10時間くらい) 活動できなかったと思う.
Typhon 50000 Warmはいわゆるレインウェアなんだけど,生地にストレッチ性があってごわつかない.裏地は起毛になっていて温かく,この時期にはありがたい.耐水・透湿についても概ね問題はないものの,しかし長時間雨ざらしになっていたら若干雨がしみてきてしまった.この辺はストレッチ性と耐水性のトレードオフのように感じる.耐水性を取るならGORE-TEXの3 layerシェルの方が間違いない.また透湿性も高く,蒸れにくくて快適ではあるのだが,運動量が多くなると蒸し暑く感じてしまうことがあった (特に常にフードをかぶっていると).ベンチレーションがあると幾分か良いのだろうがベンチレーションの類は一切無いのでここは購入の際に検討すべき部分だと思う.
finetrackのミッドシェルは一世代前のニュウモラップを使っていて,これはレインウェアの下に着るタイプのその名の通り中間層のシェルジャケット.先述したTyphon 50000が浸水してしまってもこのミッドシェルを最終防衛ラインとして雨を防ぐことができたので大変快適だった.アウターの下に着ることを前提としているからか生地にストレッチ性があって着ていて非常に快適.と,ここまで書いてストレッチ性のあるジャケットが好きであることに気づいた.

それにしても次は天気の良い日に上高地に行きたい.来夏だろうか.

言の葉の庭以降の新海誠監督に対する感想



以上です.