講評: 自由研究のスパイスドラム
これについての講評です.4週間寝かせたというステータスです.当初は常温で寝かせていたのだけれど,夏の時期でだんだん不安になってきたので途中から冷蔵庫で保管するよう切り替えました.
スパイスラムが満を辞して登場しました pic.twitter.com/KpxIFycvj1
— ひなびた温泉地 (@moznion) 2017年9月7日
これは成果物です.
結論から言うと,このレシピのスパイスドラムはスパイス感が強く,狂いすぎていて,ストレートやロックではあまり美味しく飲めない (好きな人は好きでしょうが).原因としては
が挙げられると思います.恐らくこれらはこんなに量を入れなくても良い.特にフェンネルシードのキャラクターが強すぎる.
私見ですが,スパイスドラムはあくまでもシナモンとバニラ (そしてあるのであればコーヒー) を主軸に据えて作るものであり,他のスパイスを強くしてしまうと飲む湿布のようなものになってしまうでしょう.
しかしながら,今回出来てしまったような強烈なスパイス感を持つスパイスドラムはそれはそれで使いようはあり,
この飲み方が一番うまい.スパイスドラム2に対してガムシロップ1,好みの量まで牛乳です pic.twitter.com/KsYqvvDSCZ
— ひなびた温泉地 (@moznion) 2017年9月7日
というふうに飲むと大変に美味.例えるならばラムベースのチャイという感じでスルスル飲める.
不思議なことに甘くなると突然美味しさが増してきて面白い.甘いのが好きな人はガムシロップの量を増やしても良いかもしれないですね.
ところで (ふつうの) ラムと牛乳のカクテルには,「溶かしバターを加える」という素晴らしいレシピがあり,そのレシピはスパイスドラムのそれにも応用が効きます.スパイスドラムと牛乳のカクテルに溶かしバターを加えるとコクというか旨味があほのように増強され,ますますチャイ感 (というかインド料理感) が増して雰囲気が出てきます.もしかしたら,バターではなくギーを使うと更に本格的になって良いかもしれません.
注意としては,溶かしバターを加えると液体の温度が低くなったときに溶かしバターが固まってしまい口当たりがブツブツと悪くなってしまうので,その場合は冷やして飲むのは避けた方が良いでしょう.
それはそうと次回のレシピではシナモン・バニラ以外のスパイスの量を減らした王道のものを作ってみたいですね.